こんにちは!友希(@TOMOKI_FIRE)です。
高配当株投資では「業種の分散」が大切って聞いたけど、各業種・各センターにどんな企業があるんだろう…?
業種別・セクター別に、ナンバーワン・オンリーワンの企業を教えてほしい…!
こういった疑問や悩みを抱えている方のために、この記事では、33業種分類をベースにして、各業種の有力企業をご紹介します。!
その中でも、今回は「水産・農林業」をピックアップします。
この記事を読めばわかること
以上の内容について、投資を始めたばかりの方でも分かりやすく学ぶことができます。
業界の序列が整理できて、買うべき優良企業がどこなのか、よくわかった!
業種別・セクター別の企業の比べ方がわかったので、自分でもほかの業種等を分析することができそう!
そんな風に、皆さんに感じて頂けたら幸いです。
この記事は、株式投資3年目で総額4,000万円超を運用し、投資本を100冊以上読破したボクが、成功や失敗を繰り返してきた経験をもとに作成しています。
なお、この記事は、以下の書籍を参考にさせていただき作成しています。
高配当株投資の教科書的な書籍で、とてもわかりやすいので、初心者の方にもおススメです。
高配当株の選び方とは?
この記事を最後まで読むことで、初心者でも自信を持って優良な高配当株を選ぶできるようになります。ぜひ、最後までお読みください。
水産・農林業のラインナップ
まずは、水産・農林業の業種区分にどのような企業があるのか、一覧で確認します。
なお、並び順は、時価総額が高い順です。
食品セクターに分類される水産・農林業には、12社の企業が存在しています。
各社の比較
以下では、4社をピックアップしてご紹介します。
水産業
水産業では、ニッスイとマルハニチロの2強です。
ですが、両企業とも利益率は約3%と低水準で、業績が良好とはいえない状況です。
長期保有を前提とする場合、あえて投資したいと思えるレベルではありません。
業界3位の極洋は、上位2社とはかなり差があり、こちらも投資する水準ではありません。
農林業
農林業では、サカタのタネが有力です。
売上営業利益率約14%と高水準で、競争力があります。
また、自己資本比率は80%を超えており、財務基盤が盤石です。
種苗は、国内首位級で、ブロッコリーも世界シェア6割を超え、ニッチなマーケットにおいて存在感を発揮しています。
また、海外売上高比率は70%を超えており、グローバル企業でもあります。
ピックアップ企業|サカタのタネ
ここからは、「サカタのタネ」をピックアップしてご紹介していきます。
企業概要
種苗会社、国内最大手の1社。「SAKATA」ブランドの園芸商材(野菜種子、花種子、球根、苗木、果樹苗、農園芸資材)の研究開発・生産・仕入、国内外の種苗会社・生産者へ卸売、量販店・園芸店へ販売。研究開発(国内外で品種開発)から採種(適地適作)、品質管理/物流管理、販売に至る一貫体制。ブロッコリー・ホウレンソウ・トルコギキョウ・スイートコーン・パンジー・大玉トマトのシェアは業界トップ。さまざまな野菜と花の品種研究・育成により世界170か国以上に野菜や花のタネを販売(海外比率約70%、23か国に拠点、種苗販売の約90%が生産者向け)。その他、造園緑花(サカタのタネ グリーンサービス)、小売販売の大型ショップ「ガーデンセンター横浜」運営、通信販売、企業向けプレミアム・ノベルティー販売など。2015年大和リースと緑化事業で業務提携、2016年三菱地所と横浜ランドマークタワーの緑化で業務提携。
経営指標等
サカタのタネの経営指標等は、以下のとおりです。
- 売上、利益ともに堅調で、高い利益率を維持しています。
- 1株利益も上昇傾向にあり、配当も着実に増配しています。
- 自己資本比率が80%と高いために、ROE(自己資本利益率)はやや低い水準となっています。
- 営業活動によるキャッシュ・フローはプラスで推移し、手元キャッシュも十分に確保されており、事業継続に不安はありません。
配当金
配当金および配当性向の推移は、以下のとおりです。
- 2014年度以降、5期連続増配。2020年度は配当維持となりましたが、その後3期連続増配中。
- 配当性向は、20%台と低く、配当余力はまだまだあります。
サカタのタネは「株主への利益還元を経営の重要課題と考え、各期の連結業績を勘案し、経営体質及び経営基盤の強化に必要な内部留保を確保しつつ、かつ安定的、継続的な利益配分を行う」ことを基本方針としています。
株主優待
こちらは、サカタのタネの株主優待です。
サカタのタネの株主優待は、100株以上(約40万5千円)保有の株主に対して「自社商品のカタログギフト」が贈呈されます。
株価は割安か
「サカタのタネ」の株価は割安なのか確認するために、以下の4項目について、順番に確認していきます。
- 予想PERの推移
- 予想PBRの推移
- 理論株価
- 買いの目安となる目標利回り
予想PERの推移
予想PERの推移を過去5年レンジで確認してみると、
- 最大値 40.4倍
- 平均値 24.6倍
- 最小値 14.6倍
現在の予想PERは22.4倍で、平均値近辺での推移となっており、サカタのタネとしては、平均的な水準です。
予想PBRの推移
予想PBRの推移を過去5年レンジで確認してみると、
- 最大値 1.85倍
- 平均値 1.50倍
- 最小値 1.08倍
現在の予想PBRは1.23倍で、平均値よりも低い水準での推移となっており、サカタのタネとしては、やや割安な水準です。
理論株価
次に、今の株価が理論的に割安なのか確認します。
サカタのタネの現在の株価(4,035円)に対して、
- PER基準(会社予想):4,144円
- PER基準(アナリスト予想):4,187円
- PBR基準:4,287円
以上のような理論株価になっています。
サカタのタネの現在の株価は、理論株価より少し低い水準での推移となっており、やや割安な株価水準であるといえます。
以上のような形で、株価の割安度を簡単に調べたい方は、マネックス証券の銘柄スカウターがおすすめです。
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買いの目安となる目標利回り
最後に、買いの目安となる配当利回りの目標値を確認します。
過去10年間の配当利回りの推移は、以下のとおりです。
配当利回りは、ここ数年、1%前後で推移しており、配当株として見るには物足りない水準です。
株価の暴落時、配当利回りが10年ほど前の水準である2%に近づくのであれば、投資先として視野に入ってくるのではないかと考えます。
以上のことを考慮し、ボクは予想配当利回り1.75%を買いの目安にしています!
サカタのタネの予想配当利回りが1.75%以上で株を保有するためには、直近3年の安値付近である株価3,143円まで下げる必要があります。
現在の株価は、4,000円台で推移をしており、目標株価と比べて割高であるため、今は買い時ではないと判断しています。
もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみてください。
高配当株の買い方
高配当株の買い方の手順はこちらです。
- 証券会社に口座を開設する
- 開設した口座に入金する
- 銘柄を検索し、買付注文を入れる
- 購入完了
証券会社に口座を開設すると言っても、たくさんあり過ぎてどこが良いのか分からない…。
…とお悩みの方には、SBI証券
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今回は以上です。それではまた!
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