こんにちは!友希(@TOMOKI_FIRE)です。
高配当株投資では「業種の分散」が大切って聞いたけど、各業種・各センターにどんな企業があるんだろう…?
業種別・セクター別に、ナンバーワン・オンリーワンの企業を教えてほしい…!
こういった疑問や悩みを抱えている方のために、この記事では、33業種分類をベースにして、各業種の有力企業をご紹介します。!
その中でも、今回は「鉱業」をピックアップします。
この記事を読めばわかること
以上の内容について、投資を始めたばかりの方でも分かりやすく学ぶことができます。
業界の序列が整理できて、買うべき優良企業がどこなのか、よくわかった!
業種別・セクター別の企業の比べ方がわかったので、自分でもほかの業種等を分析することができそう!
そんな風に、皆さんに感じて頂けたら幸いです。
この記事は、株式投資3年目で総額4,000万円超を運用し、投資本を100冊以上読破したボクが、成功や失敗を繰り返してきた経験をもとに作成しています。
なお、この記事は、以下の書籍を参考にさせていただき作成しています。
高配当株投資の教科書的な書籍で、とてもわかりやすいので、初心者の方にもおススメです。
高配当株の選び方とは?
この記事を最後まで読むことで、初心者でも自信を持って優良な高配当株を選ぶできるようになります。ぜひ、最後までお読みください。
鉱業のラインナップ
まずは、鉱業の業種区分にどのような企業があるのか、一覧で確認します。
なお、並び順は、時価総額が高い順です。
エネルギー資源セクターに分類される水産・農林業には、6社の企業が存在しています。
各社の比較
以下では、各社の比較データを確認します。
この業界で、時価総額が1,000億円を超えているのは「INPEX」と「石油資源開発」のみです。
しかし、この2社は時価総額に相当の開きがあり、実際はINPEXの1強と考えてよいでしょう。
INPEXは「業績連動配当」で、配当下限を30円に設定しつつも、過去には減配になったこともあります。
資源価格の影響を大きく受けることによる減配リスクを考慮すると、少なくとも4%以上の配当利回りを確保して投資したいところです。
ピックアップ企業|INPEX
ここからは、「INPEX」をピックアップしてご紹介していきます。
企業概要
資源開発の国内最大手。原油・天然ガス生産では世界中堅クラス。2006年4月に国際石油開発と帝国石油による共同持株会社「国際石油開発帝石ホールディングス」を設立。08年10月には傘下の国際石油開発、帝国石油を吸収合併。21年に商号を国際石油開発帝石から現社名へ変更。権益取得から、探鉱、生産、製品販売に至るまでグローバル規模でエネルギー供給を担う。新規開発に積極的。筆頭株主は経済産業大臣で国策会社の側面がある。
23年12月期第2四半期累計(23年1~6月)の連結業績は、売上高が1兆788億円(前年同期比1.8%減)、営業利益が5,705億円(同2.4%減)、純利益が2,543億円(同38.1%増)となった。期中平均レートが円安に推移したものの、原油の販売価格の下落を主因に売上高は減少。一方、営業外費用が金融資産の条件変更等から生じる損失の剥落等で大幅に減少する中、純利益は大きく伸長した。
23年12月期の連結業績予想は、決算発表時に上方修正。売上高を1兆9,940億円から2兆310億円(前期比12.6%減)に、営業利益を9,840億円から1兆90億円(同19.0%減)に、純利益を3,000億円から3,200億円(同30.6%減)に引き上げた。
(2023年8月28日更新)
経営指標等
INPEXの経営指標等は、以下のとおりです。
- 売上および利益は、新型コロナの影響で一時期に大きく落ち込んでいるものの、その特殊要因を除けば、右肩上がりとなっており、概ね順調です。
- 利益率は極めて高く、収益力は抜群です。
- 1株利益の推移も、コロナショック時を除いて、上昇傾向です。
- 1株あたり配当額は、コロナショックの時に減配となっているものの、増配傾向にあります。
- 自己資本比率はやや減少傾向にありますが、直近では下げ止まり、60%台を維持していることから、財務健全性に問題はありません。
- ROE(自己資本利益率)は、2020年度まで停滞が続いていましたが、最近では持ち直しつつあります。
- 営業活動によるキャッシュ・フローは、プラスで推移しており、また手元キャッシュも事業を継続していくうえで、問題のない水準にあります。
配当金
配当金および配当性向の推移は、以下のとおりです。
- コロナショック時に減配していますが、その後は大きく増配しています。
- 直近の配当性向は、19%と低く、配当余力はまだまだあります。
INPEXは「2022年度から2024年度の中期経営計画期間中は、総還元性向 40%以上を目途とし、1株当たりの年間配当金の下限を 30 円に設定するなど、安定的な配当を基本としつつ、事業環境、財務体質、経営状況等を踏まえた自己株式取得を含む、業績の成長に応じた株主還元の強化に取り組む」ことを基本方針としています。
株主優待
こちらは、INPEXの株主優待です。
INPEXの株主優待は、400株以上(約84万3千円)保有の株主に対して「クオカード」が贈呈されます。
株価は割安か
「INPEX」の株価は割安なのか・買い時なのかを確認するために、以下の4項目について、順番にみていきます。
- 予想PERの推移
- 予想PBRの推移
- 理論株価
- 買いの目安となる目標利回り
予想PERの推移
予想PERの推移を過去5年レンジで確認してみると、
- 最大値 117.5倍
- 平均値 14.9倍
- 最小値 4.6倍
現在の予想PERは8.0倍で、平均値よりも低い水準での推移となっており、INPEXとしては、割安な水準です。
予想PBRの推移
予想PBRの推移を過去5年レンジで確認してみると、
- 最大値 0.75倍
- 平均値 0.48倍
- 最小値 0.25倍
現在の予想PBRは0.62倍で、平均値よりもやや高い水準での推移となっており、INPEXとしては、やや割高な水準です。
理論株価
次に、今の株価が理論的に割安なのか確認します。
INPEXの現在の株価(2082.5円)に対して、
- PER基準(会社予想):2,235円
- PER基準(アナリスト予想):2,143円
- PBR基準:2,164円
以上のような理論株価になっています。
INPEXの現在の株価は、理論株価より少し低い水準での推移となっており、やや割安な株価水準であるといえます。
以上のような形で、株価の割安度を簡単に調べたい方は、マネックス証券の銘柄スカウターがおすすめです。
口座開設が必要ですが、無料で、しかも10分程度で口座開設できますので、ぜひトライしてみてください。
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買いの目安となる目標利回り
最後に、買いの目安となる配当利回りの目標値を確認します。
過去1年間の配当利回りの推移は、以下のとおりです。
予想配当利回りの推移を過去1年レンジで確認してみると、
- 最大値 4.84%
- 平均値 3.98%
- 最小値 3.14%
以上のことから、ボクは予想配当利回りのおおよその平均値である配当利回り4.00%を買いの目安にしています!
INPEXの予想配当利回りが4.00%以上で株を保有するためには、株価1,850円まで下げる必要があります。
現在の株価は、2,080円台で推移をしており、目標株価と比べて割高であるため、今は買い時ではないと判断しています。
もっとも、INPEXは景気敏感株です。
景気と同様に資源価格も循環することから、株価や配当に安定を期待することはできません。
そのため、投資指標から単純に買える水準を判断するのは難しい銘柄です。
そのことを踏まえて、安全に投資できるのは、資源価格が崩れて株価が低迷している時か、暴落により相場全体が崩れている時になります。
もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみてください。
INPEXは、投資判断が難しい銘柄のため、ボクは1株ずつ積み上げて取得単価をならしながら投資していく戦術を取ろうかと考えています。
高配当株の買い方
高配当株の買い方の手順はこちらです。
- 証券会社に口座を開設する
- 開設した口座に入金する
- 銘柄を検索し、買付注文を入れる
- 購入完了
証券会社に口座を開設すると言っても、たくさんあり過ぎてどこが良いのか分からない…。
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今回は以上です。それではまた!
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