こんにちは!友希(@TOMOKI_FIRE)です。
高配当株投資では「業種の分散」が大切って聞いたけど、各業種・各センターにどんな企業があるんだろう…?
業種別・セクター別に、ナンバーワン・オンリーワンの企業を教えてほしい…!
こういった疑問や悩みを抱えている方のために、この記事では、33業種分類をベースにして、各業種の有力企業をご紹介します。!
その中でも、今回は「繊維製品」をピックアップします。
この記事を読めばわかること
以上の内容について、投資を始めたばかりの方でも分かりやすく学ぶことができます。
業界の序列が整理できて、買うべき優良企業がどこなのか、よくわかった!
業種別・セクター別の企業の比べ方がわかったので、自分でもほかの業種等を分析することができそう!
そんな風に、皆さんに感じて頂けたら幸いです。
この記事は、株式投資3年目で総額4,000万円超を運用し、投資本を100冊以上読破したボクが、成功や失敗を繰り返してきた経験をもとに作成しています。
なお、この記事は、以下の書籍を参考にさせていただき作成しています。
高配当株投資の教科書的な書籍で、とてもわかりやすいので、初心者の方にもおススメです。
高配当株の選び方とは?
この記事を最後まで読むことで、初心者でも自信を持って優良な高配当株を選ぶできるようになります。ぜひ、最後までお読みください。
繊維製品のラインナップ
まずは、繊維製品の業種区分にどのような企業があるのか、一覧で確認します。
時価総額が高い順で、20社をピックアップして表示します。
素材・化学セクターに分類される繊維製品には、50社の企業が存在しています。
各社の比較
以下では、各社の比較データを確認します。
東レ
東レは、炭素繊維世界一で、国内唯一の総合繊維メーカーです。
時価総額もこの業種では他を圧倒しています。
ですが、配当は業績に連動するため、コロナショック時に業績が悪化した際には減配されています。
そのため、配当投資の投資先としては、やや不安があります。
ゴールドウイン
ゴールドウインは、アウトドアブランドの「ザ・ノース・フェイス」の日本における商標権を取得しており、近年の山歩きブームで業績を拡大中の企業です。
売上高営業利益率は10%を超えており、高い利益率を誇っています。
実質累進配当となっていて魅力的な銘柄ではありますが、人気があることから株価は割高な水準で推移し、配当利回りは低い状態が続いています。
ブームに乗って急成長した業績が今後も伸び続けるという保証はなく、投資先として選択するかは判断が分かれる銘柄です。
「累進配当」とは、配当金を減配をせずに配当水準を維持し、または利益成長に合わせて増配し続ける事を指します。
帝人
帝人は、合成繊維の大手企業で、炭素繊維は世界首位級です。
配当性向は30%を目安としていますが、業績連動のため減配されることもあり、現状だと投資対象とするのは難しいでしょう。
日本毛繊(ニッケ)
日本毛繊(ニッケ)は羊毛縫織企業ですが、収益の柱は商業施設賃貸という一風変わった企業です。
会社規模はそれほど大きくありませんが、保有不動産が収益の柱になっているため、業績は極めて安定しています。
配当性向30%、DOE(株主資本配当率)2%としていますが、45年以上減配がない累進配当銘柄で、近年は増配傾向にあります。
安定的な配当が高い確率で見込める点から、魅力的な投資先の一つになるでしょう。
ピックアップ企業|日本毛繊(ニッケ)
ここからは、「日本毛繊(ニッケ)」をピックアップしてご紹介していきます。
企業概要
国内トップクラスの毛織物メーカー、通称ニッケ。衣料繊維(毛糸・毛織物、ハイブリッド素材、衣料用素材)、産業機材(繊維資材)、人とみらい開発(商業施設、不動産開発)、生活流通(商社&物流)の4事業。毛紡織中心から衣料・産業資材・不動産開発・サービス流通の事業複合体へと変革。衣料繊維事業はユニフォーム・テキスタイル・ヤーン分野、衣料用途を中心とした高機能素材・製品の開発・製造・販売。産業機材事業はウールから化合繊、糸から紐・フェルト・不織布の開発・製造・卸売。人とみらい開発事業は街づくりを主眼とした地域共生型のサービス提供、商業施設運営「ニッケパークタウン」「ニッケコルトンプラザ」、介護、保育、キッズランド、スポーツスクール。生活流通事業は寝装品販売、ホビー関連、Eコマース、貿易代行。主要製品は衣料繊維(衣料用素材・制服・ユニフォーム)、資材(産業用資材・カーペット・生活用資材)。2014年寝装品メーカーのナイスデイを連結子会社化。2016年家具卸売のミヤコ商事を連結子会社化。2020年フェルト・不織布のフジコーと資本業務提携(持分法適用会社化、2021年完全子会社化)。2024年ニッケ東京ビル竣工。
経営指標等
日本毛繊(ニッケ)の経営指標等は、以下のとおりです。
- 利益率、1株利益ともに堅調な推移となっています。
- 自己資本比率は60%台で推移し、財務健全性に問題はありません。
- ROE(自己資本利益率)はやや低い水準でしたが、改善傾向にあります。
- 営業活動によるキャッシュ・フローはプラスで推移しており、また、手元キャッシュも潤沢で、事業の継続性に不安はありません。
配当金
配当金および配当性向の推移は、以下のとおりです。
- 配当は増配傾向で、45年以上減配したことがありません。今後も減配する可能性は極めて低いと考えられます。
- 配当性向は、20~30%台で推移しており、配当余力はまだまだあります。
日本毛繊(ニッケ)は「利益水準に応じて配当を引き上げていくことを基本方針とし、減配しない安定的な配当施策を継続しております。配当性向30%、DOE(株主資本配当率)2%を目安とし、自己株式取得を含む総合的な株主還元を充実」することを基本方針としています。
株主優待
株主優待は、以下のとおりです。
日本毛繊(ニッケ)の株主優待は、100株以上(約13万9千円)保有の株主に対して「クオカード+買物券等」が贈呈されます。
株価は割安か
日本毛繊(ニッケ)の株価は割安なのか・買い時なのかを確認するために、以下の4項目について、順番にみていきます。
- 予想PERの推移
- 予想PBRの推移
- 理論株価
- 買いの目安となる目標利回り
予想PERの推移
予想PERの推移を過去5年レンジで確認してみると、
- 最大値 19.2倍
- 平均値 12.4倍
- 最小値 7.5倍
現在の予想PERは13.4倍で、平均値近辺での推移となっており、日本毛繊(ニッケ)としては、平均的な水準です。
予想PBRの推移
予想PBRの推移を過去5年レンジで確認してみると、
- 最大値 0.94倍
- 平均値 0.74倍
- 最小値 0.60倍
現在の予想PBRは0.88倍で、平均値近辺での推移となっており、日本毛繊(ニッケ)としては、平均的な水準です。
理論株価
次に、今の株価が理論的に割安なのか確認します。
日本毛繊(ニッケ)の現在の株価(1,389円)に対して、
- PER基準(会社予想):1,316円
- PBR基準:1,338円
以上のような理論株価になっています。
日本毛繊(ニッケ)の現在の株価は、理論株価よりも高い水準での推移となっており、割高な株価水準であるといえます。
以上のような形で、株価の割安度を簡単に調べたい方は、マネックス証券の銘柄スカウターがおすすめです。
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買いの目安となる目標利回り
最後に、買いの目安となる配当利回りの目標値を確認します。
過去5年間の配当利回りの推移は、以下のとおりです。
予想配当利回りの推移を過去5年レンジで確認してみると、
- 最大値 3.44%
- 平均値 2.74%
- 最小値 2.09%
以上のような予想配当利回りになっています。
ボクは、過去5年の最大値近辺である配当利回り3.45%を買いの目安にしています!
日本毛繊(ニッケ)の予想配当利回りが3.45%以上で株を保有するためには、株価870円まで下げる必要があります。
現在の株価は、1,400円台で推移をしており、目標株価と比べて割高であるため、今は買い時ではないと判断しています。
もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみてください。
高い株価が続いているため、ボクは1株ずつ積み上げて取得単価をならしながら投資していく戦術も視野に入れて検討しています。
高配当株の買い方
高配当株の買い方の手順はこちらです。
- 証券会社に口座を開設する
- 開設した口座に入金する
- 銘柄を検索し、買付注文を入れる
- 購入完了
証券会社に口座を開設すると言っても、たくさんあり過ぎてどこが良いのか分からない…。
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今回は以上です。それではまた!
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